After Effectsとプラグイン間の相互作用を学ぶには、デバッガでサンプルを実行するのが一番です。コンパイラのデバッガと、プラグインによく似たサンプルプロジェクトで時間をかければ、大きな収穫があります。

上記で説明したように、プラグインをプラグインフォルダに直接ビルドすることができたら、デバッグセッションで実行するアプリケーションとしてAfter Effectsを指定する方法を説明します。

Windowsの場合

  1. Visual Studioソリューションのソリューションエクスプローラパネルで、デバッグするプロジェクトを選択します。右クリックして、[スタートアップ・プロジェクトに設定]を選択します。再度右クリックし、プロパティを選択します。設定プロパティ > デバッグ > コマンドに、プラグインを実行するホストアプリケーションの実行ファイルへのパスを入力します(After EffectsまたはPremiere Proの場合があります)。ここから再生ボタンを押すか、アプリケーションを起動し、任意の時点でDebug > Attach to Process...を選択することができます。

macOSの場合

  1. Xcodeのプロジェクトナビゲータで、デバッグしたいxcodeprojを選択します。
  2. Product > Scheme > Edit Scheme...を選択します。
  3. RunのInfoタブのExecutableで、プラグインが実行されるホストアプリケーションを選択する(After EffectsまたはPremiere Proの可能性があります)。

ここから、[再生] ボタンを押して現在のスキームをビルドして実行するか、アプリケーションを起動し、任意の時点で [デバッグ] > [プロセスにアタッチ] を選択することができます。

環境設定の削除

プラグイン開発の過程で、プラグインがAfter Effectsに設定情報を渡し、その設定情報が環境設定ファイルに保存されることがあります。

起動時にCtrl-Alt-Shift/Cmd-Opt-Shiftを押すことで、環境設定を削除し、まっさらな状態でAfter Effectsを起動することができます。

Windowsの場合、環境設定は以下の場所に保存されています。[Windowsの場合、Preferencesは以下の場所に保存されます。

[user folder]\\AppData\\Roaming\\Adobe\\After Effects\\[version]\\Adobe After Effects [version]-x64 Prefs.txt

macOSの場合、ここに格納されます。

~/Library/Preferences/Adobe/After Effectss/[version]/Adobe After Effects [version]-x64 Prefs