金利とは
資金を貸し借りする際に、借りた側が貸した側に支払う費用(利息)の、借りた額に対する割合。
下落場面でおこること
- 金利が下がる ⇒ 利息が低いので運用して稼ぎを得た方がいい ⇒ 資金が世間に流れる
- ゼロ金利 ⇒ 実際は限りなくゼロ近く ⇒ 銀行が利息を払わずに資金を調達できる ⇒ 融資し易い ⇒ 資金が世間に流れる
- マイナス金利 ⇒ 金融機関が日本銀行に預けている資金に対しマイナスの金利を適用 ⇒ 預けていると損するので資金を動かそうとする ⇒ 資金が世間に流れる
- 債券 ⇒ 利息と比較して債券の方がお得 ⇒ 債権の価格が上がる
- 短期金利を下げる ⇒ 市中銀行は中央銀行からの借入を増やす ⇒ 資金供給量が拡大する ⇒ 企業や消費者に融資する ⇒ 経済活動を刺激 ⇒ 物価が上がる
上昇局面でおこること
- 金利が上がる ⇒ 利息が高いので運用せず預けておいた方が得 ⇒ 資金が世間に流れない
- 債券 ⇒ 利息と比較して債券の魅力が下がる ⇒ 債権の価格が下がる
- 金利のよい上がり方 ⇒ 好景気になる ⇒ 資金調達ニーズが上昇・債券(低リスク)より株式の方が好まれる ⇒ 株価上昇
- 金利の悪い上がり方 ⇒ 金利が高まる ⇒ 資金調達・設備投資費が高騰 ⇒ 株価下落
- 円安傾向 ⇒ 輸入品が高くなる ⇒ 物価上昇 ⇒ 銀行からお金を引き出して物を買おうとする ⇒ 銀行が預金の流出を抑えようとする ⇒ 金利上昇
- 円安傾向 ⇒ ドル建て等の外資での資金運用で資金流出 ⇒ 国内(円建て)預金等の資金減少 ⇒ 銀行が預金の流出を抑えようとする(供給抑制) ⇒ 金利上昇
- 短期金利の引き上げ ⇒ 銀行の借入が減る ⇒ 資金供給量が減少 ⇒ 企業や消費者への融資が消極的に ⇒ 経済活動が鈍化 ⇒ インフレ率低下(物価が下がる)